長時間の就労が困難であったり、心身の状態が不安定で安定した雇用契約が結べない方が、私たちの施設を利用しています。 ですので、私たち職員は利用者の方々と頻繁にコミュニケーションを取りながら、心身の状態を確認することも求められます。 そういった働きかけによって利用者の方々との関係が深まったり、感謝してもらえることも多いです。それは、私の大きなやりがいにも繋がっています。 一方で、私がどうしても苦手だったのが、「作業工賃の計算」でした。 就労継続支援B型の施設では、軽作業を行う利用者の方々に対して作業工賃が生じます(利用者様へお支払いするお金です)。 私は元来、数学というか算数が大の苦手で、二桁以上の数字が目に入ると途端に眼をそむけたくなるくらいでした。 施設に入職したときに、上長から「作業工賃は絶対に間違えてはいけない」と言われて、その業務のときはかなり緊張しながらやりました。 管理責任者にな