群馬県沼田市立沼田小で理科の実験中に児童4人がやけどの重軽傷を負った事故で、男性教員(61)が「メタノールをビーカーで加熱中、一斗缶(18リットル)でメタノールをつぎ足した際にこぼれて炎上した」と説明していることが市教育委員会などへの取材でわかった。群馬県警は業務上過失致傷容疑を視野に、実験手順や事故原因を詳しく調べる。 市教委などによると、事故は6月30日、ジャガイモの葉の色素を抜く6年生の実験中に発生。教員の説明では、生徒に配るメタノールをビーカーに入れて、教卓のカセットコンロでじかに加熱していた。液量が足りないため、火をつけたまま一斗缶を持ち上げてビーカー(1リットル、口径約10センチ)に注いだところ、引火して5メートルほど先の児童4人に飛び散ったという。 通常の実験ではメタノールではなくエタノールを使い、湯煎する。教科書には「絶対に、エタノールの入った入れ物を、直接熱したり、エタノ