認知症予防に運動はメリットがたくさんあります。 認知症の大半を占める「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」は、どちらも血管の老化が発症の引き金になっています。 生活習慣病などで脳の血管の動脈硬化が進むと、脳の血流が低下して、脳に充分な栄養が届かなくなります。 その結果、生命活動に必要なエネルギー(ATP=アデノシン三リン酸)を自力でつくれなくなってしまいます。この状態は、認知症発症の黄色信号。 ほうっておくと、認知症のリスクが高まります。いくらバランスのよい食事で栄養をとっていても、それを脳にまで届けられなければ、脳のエネルギー不足は解消できません。 食生活の改善とともに、運動を習慣化することが、脳の健康のためには、とても大切なのです。運動を習慣づけることで、動脈硬化のリスクとなる肥満や生活習慣病を予防・改善できます。 また、運動することで、全身の血流がよくなり、脳への血流も改善し