高齢社会支える成年後見制度の今 11月13日 18時25分 460万人に上ると推計される認知症の高齢者。 判断能力が低下して、業者から高額の商品を売りつけられるといったトラブルも多発しています。 高齢者の財産を守るうえで重要な役割を担っているのが「成年後見人」です。 判断能力が十分ではない人に代わってお金の管理などを行います。 14年前に始まった制度で、利用者は年々増え、去年末の時点でおよそ14万4000人が利用しています。 今後さらに高齢化が進み認知症の人も増えるとみられるなか、成年後見人が確保できるのかどうかという懸念が強まっているといいます。 社会部・石崎理恵記者が解説します。 高齢化で期待高まる成年後見人の役割 成年後見人は子どもやきょうだいなどの親族のほか、弁護士や司法書士といった専門職が主に担っています。 認知症の高齢者や障害者など判断能力が十分でない人に代わって