夏の国内観光地としてかつて人気だった沖縄が今、観光客離れに喘いでいる。ホテルは稼働率が低下して、客単価も減り、売上高が下落。観光地としての魅力に陰りが出たせいで地価も下がっている。沖縄はもうだめなのか。 09年に沖縄を訪れた観光客は、前年度を4.1%(24万4300人)下回る569万人で、8年ぶりに前年実績を下回った。08年秋からの世界的な景気悪化で旅行マインドが減少したことや、09年前半の新型インフルエンザが影響した。下半期は円高基調による海外旅行の割安感が増し、高速道路料金が値下げされて安・近・短志向が高まり、東京や関西方面からの観光客が減った。 観光収入、ホテル稼働率、いずれも前年下回る このため、沖縄経済を支えている観光収入も減った。09年度の観光収入は前年度より12.1%(520億5000万円)減って、3778億3200万円だった。観光客が減少したほか、観光客1人あたりの県内消費
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