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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (6)

  • 「厳しくしてもらったおかげで成長できた」は本当か - 脱社畜ブログ

    こんな話を聞いたことがある。 ある新卒社員Aが、研修を終えて現場配属を受けた。その現場は和やかとは程遠い常に張り詰めた空気が漂う現場で、事あるごとに厳しい言葉が飛んでくる。特に、職場のルールや仕事のやり方を知らない新卒社員は格好のターゲットであり、理不尽なことも含めてあれやこれやと、厳しい指導が日夜なされていた。 はじめは怒られてばかりで辛い日々を過ごしていたAも、半年ぐらい経つと仕事を覚えて、怒られることも少なくなった。Aの配属から一年経過したある日、また次の年の新卒が配属されてきた。Aは、その新卒の指導係になることを命じられる。Aは、自分が仕事を覚えることができたのは部署の先輩たちが自分に厳しい指導をしてもらったおかげであると考えて、今まで自分が受けてきたのと同じような、厳しい指導を後輩に対して行った。後輩が立派に独り立ちするためには、自分がされたのと同じように厳しく指導することが必要

    「厳しくしてもらったおかげで成長できた」は本当か - 脱社畜ブログ
  • ブラック企業かどうかを、平均値だけで単純に判断してよいわけがない - 脱社畜ブログ

    「ワタミ」の渡邉美樹会長が、自社が「ブラック企業」だと巷で呼ばれていることについての反論を、自分のホームページに掲載していた。 「ブラック企業」と呼ばれることについて http://www.watanabemiki.net/journal/post-475.html 渡邊会長は、この記事の中で「ブラック企業」の定義をはっきりすることには大賛成、とした上で、自社の離職率・平均年収・時間外労働時間・メンタルヘルスを原因とした休職者数などを挙げて、いずれも飲業界の中では平均より低い、ワタミはブラック企業ではない、という論を展開している。 最初に僕が言いたいのは、こうやって平均値を並べただけで、単純にブラック企業であるとかないとか判断するのは不適切である、ということだ。そもそも「平均値」から正しく実態が読み取ることができるかどうかはケース次第である。例えば、ある企業が平均時間外労働時間だけ見て法

    ブラック企業かどうかを、平均値だけで単純に判断してよいわけがない - 脱社畜ブログ
  • 今日から会社員になった人たちへ:会社との「距離感」を意識しよう - 脱社畜ブログ

    今日は4月1日である。4月1日は、年度の切り替わりということで人によっては特別な一日だ。例えば、学生であれば学年が変わる。そして、今日から会社員になったという人も、決して少なくはないはずだ。 入社式で、偉い人から「社会人としての責任を」とか、「もう学生とは違う」とか、そういうご高説をたくさん賜ったことだろうと思うが、こういったご高説はエイプリルフールの冗談か何かだと思って、さっさと忘れてしまうことをおすすめしたい。それよりも、僕が今日から会社員になった人たちにぜひとも意識してほしいと思うのは、会社との距離感である。 日の場合、「社員を家族だと思う」なんていう偽善的な言葉が出てくるぐらい、会社と従業員の関係が密接である場合が少なくない。これがいい意味で使われるのならいいのだけど、どちらかというと「会社が今は危機的な状況だから、我慢してくれ。家族ならみんなで協力して家を支えるだろう」という方

    今日から会社員になった人たちへ:会社との「距離感」を意識しよう - 脱社畜ブログ
  • 新卒=コストと思うなら、はじめから新卒なんて雇うなよ - 脱社畜ブログ

    これは僕の知人が新卒で入社した会社の話なのだが、彼は入社してすぐの新人研修で、先輩社員から「お前ら新卒はコストだ」と言い放たれたそうである。叱咤激励の類と捉えられないこともないが、それからも事あるごとに「コストだ、コストだ」と言われ続け、「一刻も早く利益を生み出せるようになれ」と何度もプレッシャーをかけられたという。 この手の話は決して珍しい話ではないようで、『ブラック企業いつぶす妖怪』(今野晴貴)にも同じような話が出てくる(pp.28 - 31)。「新卒=コスト」だと言って新卒を罵るという手法は、新人にプレッシャーをかける方法の定番であるようだ。 純粋に経営という観点のみから考えると、新卒社員が入社してしばらくは利益をもたらさない存在であることは紛れも無い事実である。もっとも、そんなことは雇う前から分かっていたはずである。だからこそ、新卒社員に対しては研修を行うわけであり、長期

    新卒=コストと思うなら、はじめから新卒なんて雇うなよ - 脱社畜ブログ
  • 金の話をしない経営者を信用するな - 脱社畜ブログ

    ワタミの会長、渡邉美樹がまたしても話題である。問題になっているのは、以下の記事だ。 ハッスルする人は、出世できないのか http://news.livedoor.com/article/detail/7334475/ この記事の中で、特にこの部分が注目されている。 「人間が働くのは、お金を儲けるためではなく人間性を高めるためである」 この人は今回、経営者がもっとも言ってはならないことを言ってしまったと思われる。給料を払う立場にある人間が、「仕事お金儲けのためではない」と言ってしまったら、社員はどういう気持ちで給料をもらえばよいのだろうか。この理屈だと、給料が払われなくても人間性が高まったのであればそれでよしと考えざるをえないことになる。「人間性を高めるためのサービス残業」や、「人間性を高めるための長時間労働」などなど、違法行為が軒並み正当化される結果を招きかねない。ボランティア団体の会長

    金の話をしない経営者を信用するな - 脱社畜ブログ
    substance_abuse
    substance_abuse 2013/01/23
    [][ブラック企業]
  • 『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』:ブラック企業は「社会問題」である - 脱社畜ブログ

    ブラック企業」という言葉は、もうだいぶ定着した感じがする。元々は「暴力団のフロント企業」というイメージが持たれる言葉だったそうだが、今ブラック企業と聞いてこちらの意味を思い浮かべる人はあまりいないだろう。ブラック企業に就職したために、奴隷のような労働や理不尽を強いられ、さらにはキャリアを台無しにされた、という話はよく聞く。 このように、ブラック企業によって「個人」が害されるという話は頻繁に耳にするが、さらにこれを一歩先に進めて、ブラック企業の「社会的な害」にまで踏み込んで書かれているのが、今日紹介する『ブラック企業 日いつぶす妖怪』(今野晴貴)だ。 ブラック企業いつぶす妖怪 (文春新書) 作者: 今野晴貴出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 137回この商品を含むブログ (56件) を見る 書の著者である今野

    『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』:ブラック企業は「社会問題」である - 脱社畜ブログ
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