コールドバックアップにせよホットバックアップにせよ、データベースの容量が大きくなるとバックアップを取得する時間が長くなってきます。また、取得したバックアップを格納するために必要なメディアの容量も大きくなります。そこで、考えなければならないのは一定期間内の変更データのみをバックアップする差分バックアップです。 差分バックアップの取得には注意しなければならないことがあります。それは差分バックアップだけではデータベースを復旧できないことです。あくまでも差分バックアップが有効となるのは、その差分バックアップのベースとなるデータベース全体のベースバックアップが存在している場合に限られます。 図2の通り、差分バックアップを用いてデータベースを復旧するためにはベースバックアップをリストアし、そこに対して差分バックアップを適用しなければなりません。 差分バックアップは取得するデータ容量がベースバックアップ