マッチングアプリの中でも、サービスの独自性と安全性で注目される「Dine」。飲食店という公共の場で出会うというその仕組みは支持され、提携店舗は東京で250店を超え、カジュアルな店から高級店までを網羅。ユーザーは提携している飲食店でなければ出会うことはできないため、安心の土台となっていることがアプリ利用機会・人数の増加につながっている。 また、Dineがユニークなのは、通常のマッチングアプリで必須となっているメッセージのやりとりを極限まで簡略化したこと。「出会いの、最短距離。」をタグラインとし、デートの日程調整から飲食店予約までが自動化されている。 こうした独自の視点と新しい仕組みは、どんな狙いから生まれたのか。そして、対面が難しくなったコロナ禍において、Dineはどのような施策を打ってきたのか。CEOである上條景介に詳しく話を聞くと、彼の強いこだわりとそれを捨てることを自覚した彼自身の変化