長野県伊那市は8日、フィットネスクラブ運営会社「ライザップ」のサービスや商品を、ふるさと納税の返礼品として提供することを始めた。返礼品は、寄付額に応じて異なる仕組みとした。同市は、平成28年度のふるさと納税の寄付額が全国2位だったが、返礼品競争の過熱化を懸念した総務省が見直しを要請したことで、今年度は前年度同期比で約7割減となっている。「納税」と「健康」を組み合わせた試みが、寄付額の増加につながるか注目される。 返礼品の寄付額は1万〜100万円。金額に応じた返礼品が用意され、全国のライザップジムで利用できる「シェイプアッププログラム16回(2カ月分)」や、健康関連のサプリメント、ダイエット関連書籍などがある。 同市の28年度のふるさと納税寄付額は、72億500万円で県内最多。全国でも宮崎県都城市(73億3300万円)に次いで2位だった。資産価値の高い掃除機などの家電製品や、まきストーブとい