「どのくらい経てば運動してもいいのでしょうか?」――。新型コロナワクチンの接種が進む中、医療機関ではこんな質問が増えているという。厚労省は「接種当日は激しい運動を控えるように」としているが、それで問題はないのか。東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏に聞いた。 7月上旬、中日ドラゴンズの木下雄介投手(27歳)がワクチン接種後に行ったトレーニング中に倒れ、治療が続けられていたが、今月3日に亡くなっていたことがわかった。接種から数日後、練習場でハードな運動をしているさなかに倒れて大学病院に搬送。心臓にトラブルが起こって脳にも影響が及び、人工呼吸器を外せない状態だったと「週刊新潮」で報じられていた。 現時点ではワクチンとの因果関係はわかっていない。ただ、海外でもワクチン接種後に激しい運動をして倒れたケースが報告されている。シンガポールでは、6月27日にファイザー社製のワクチンを接種した16歳
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