共生をテーマに討論 阪神大震災以降、ボランティア活動が市民社会の中で大きな役割を果たすようになってきた。 活動の範囲も多種多様になっている。そうした中で、ボランティア活動を展開する団体がこのほど、「共生」をテーマに議論を展開。ボランティア活動の根本的な精神、あるいはボランティアのあり方などについて話し合った。「『共生』あるいは『共栄』、『共存』というテーマは、かなり以前から色々な所で議論されています。今日はどのようにすれば、住み良い人間社会が構築できるのか、皆さんでお話できればと思います」。札幌市内で開かれた「市民活動全道フォーラム2005」の分科会で、司会の水崎呈氏(北海道海浜美化を進める会会長)の挨拶を皮切りに討論が始まった。 同フォーラムは今年で3回目。今回は自然環境や介護の問題などに取り組む69団体が全道から参加し、パネル展示を通して活動の内容を紹介する一方、10の分科会でそれぞれ