集落あたりでは すでに茗荷の盛りは過ぎたが 「小屋」のそばでは まだ少しは採れる。 今日は クリーム色の花をつけた茗荷を見つけた。 柴漬は 茄子 赤紫蘇の葉と茗荷で作る。 塩を振って樽に詰めていき 後は時に任せて 発酵を促すだけ。 茗荷のとても美しく 美味しい食べ方だ。 柴漬を細かく刻み ちょっと醤油を垂らして 炊き立てのご飯に載せて食べる幸せ。 作り方を知ってはいるが 私は作った事がない。 集落の家の周りには それぞれに 茗荷と赤紫蘇の畑がある。 集落の人達が 柴漬を作らなくなった今 使われる事もなく 毎年 夏の終わりには 赤紫蘇は薄紫の花をつけ 茗荷は地面に クリーム色の儚い花を咲かせている。