東京大学大学院工学系研究科の西林仁昭にしばやし よしあき教授らの研究グループは、世界で初めて、常温・常圧で空気(窒素ガス)と水からアンモニアを合成することに成功した。窒素ガスは空気の約78%を占める。 論文は24日付けの英国の科学誌ネイチャー電子版に掲載された。 掲載ページ:A fresh approach to synthesizing ammonia from air and water アンモニアとは、窒素と水素の化合物である。化学式はNH3。常温では、無色で刺激臭が強い気体である。融点-77.7℃,沸点-33.4℃。水によく溶ける。 アンモニアは肥料や医薬品、繊維などの原料として広く使われている。全世界の年間生産量(2010年)は約1.6億トンで、うち8割ほどが肥料用であると言われている。 作成:素人が新聞記事書いてみた アンモニアの合成法は、工業生産ではハーバー・ボッシュ法が一般