所詮、数秒の違いでしょ――。PCのショートカットキーや辞書登録によって効率化する話をすると、こんな感想を抱く人もいます。確かに、なんでも単純に時短すれば生産性が高くなる、というのは誤った考え方。しかし、自分の時間を見直し、「死に時間」を少しでも省き「生き時間」に変えることは必要ではないでしょうか。 「そんなところまで、あくせく時短しなくてもいいんじゃない? 所詮、数秒の違いでしょ」 PCのショートカットキーや辞書登録によって効率化する話をすると、こんな感想を抱く人も少なくありません。例えば、数秒の積み重ねで1日10分が節約できた時に「10分も節約できた!」と考える人もいますが、「なんだ、たいした効果じゃないや。バカバカしいから止めよっ」と思う人もいます。 こんな時、わたしは昔、一緒に仕事をしていた経営者の言葉をよく思い出します。それは、次のような言葉でした。 「カネには生き金と死に金がある