魂の調弦 (ちんだみ) をそろそろしなくちゃ いつまでもこの体にいられるわけじゃなし ばっちり周波数を合わせる自信はないけれど 周りの安ピカものに気を取られているうちに 時代の流れに持っていかれてしまうから 魂の調弦 (ちんだみ) にさあ今取りかかろう この体がまだそれなりに動いているうちに 調子はずれの鼻歌だって人の心を震わせられるのさ 悲劇のヒーローを気取るのはもうやめにして さっさと自分で流れをつくればいいじゃないか 魂の調弦 (ちんだみ) がついに完成するとき 体の重さは消えて心のもつれもほどけるだろう 完璧な調和なんてお伽噺にしかないに決まってるけど 世界の残酷ささえも自分の友だちとしてしまえば きみの流れは宇宙の流れとひとつになって 世界は静けさのうちに永遠 (とわ) の言祝ぎ (ことほぎ) を歌うのさ [投げ銭歓迎いたします]
