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次世代DVDの規格分裂状態が解消されて以来、爆発的ではないもののBlu-ray Disc関連機器は徐々に普及の兆しを見せている。まだ普及にはほど遠いという意見もあるようだが、DVDスタート時に比べると、それでもまだペースは早い。 このBlu-ray Disc。周知の通り、DVDよりもはるかに高音質な音声トラックを収録可能だ。大容量を生かしてリニアPCMで収録されているタイトルも非常に多いが、ここにきて「プレイステーション 3」(以下PS3)でのデコード再生が可能なドルビーTrueHD対応タイトルも増えつつある。さらに、PS3がDTS-HD Master Audioに対応したことで、こちらも採用タイトルが増加するだろう。これらのコーデックはロスレス圧縮形式であるため、デコード後の音声データはリニアPCM(非圧縮)と同一だ。 映画の場合、もともとのサウンドトラックが48kHz/24ビットもしく
「映画はタイムシフト目的の録画であっても、製作者へのフィードバックが必要」「ダビング10は妥協の産物」――映像制作会社や映像ソフトメーカーなどで構成する日本映像ソフト協会(JVA)はこのほど、私的録音録画のあり方についての考えを発表した。 まず前提として、映画の著作物を自分の好きな時間・場所で鑑賞したい消費者は「パッケージを購入・レンタルいただくか、有料配信を受けていただくことが原則」と主張する。 その上で、テレビで放送される映画について「タイムシフト目的での録画など一定限度でコピーされることは避けられない」としながらも、「映画製作者に何らのフィードバックがないままコピーされるのは正当ではない」とし、タイムシフト目的だとしても「映画を鑑賞するための私的録画は、映画の経済的価値を利用・享受するもの。製作者に対してフィードバックがあってしかるべき」と主張した。 アニメ番組については、放送そのも
社団法人日本映像ソフト協会(JVA)は17日、私的録音録画補償金に関する問題について、「タイムシフト目的でも製作者へのフィードバックは必要」など、同協会の基本的な考え方を発表した。 私的録音録画補償金制度に関しては、制度の維持と適用機器の拡大を求める著作権権利者と機器メーカーが対立。「ダビング10」の開始日時が確定できない要因にもなっている。既報の通り、17日には文部科学省と経済産業省が補償金制度の対象にBlu-ray Discを加えることで合意。ダビング10の実施に向け、省庁による働きかけが活発化している。 JVAが17日に発表したものは、こうした最新の動きに対してのコメントではなく、あくまで同協会の補償金に関する基本的な考え方を示したものになっている。 ■ タイムシフト目的でもフィードバックは必要 テレビなどで放送される映画について同協会は、「タイムシフト目的での録画など、一定
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