広島県安芸郡内の町立中学校の3年男子生徒(15)が昨年12月、過去の非行歴を理由に志望する私立高への推薦を認められないと学校側から伝えられた後、自殺していたことが7日、分かった。しかし自殺後、その非行歴は別の生徒のものだったことが判明。誤った情報を基にした学校の進路指導が自殺につながった可能性がある。町教委と同中は遺族に謝罪した。8日、保護者説明会を開く。 関係者によると、生徒は昨年12月8日に進路を話し合う保護者、担任教諭との三者懇談に出席せず、同日夕、自宅で自殺していたのを家族が見つけた。遺書めいたメモがあったが、理由には触れていなかったという。 学校側は、三者懇談前の本人との進路指導で、1年生の時に万引した記録があるため志望校に推薦できない旨を生徒に告げた。だが生徒の自殺後に聞き取り調査した結果、当時万引したのは別人だったことが判明した。いじめなどはなかったという。 記録は、1