映画をつくるという作業のハードさ。 そしてその頂点にいるという、気の狂いそうな孤独と不安。 絶対の自負心と完全な自己否定。 もちろん僕はそれを知っているべきだった。 富野監督は、同じアニメ界の者として僕に矛盾した言葉を投げかけてきたのだ。 角川スニーカー文庫『機動戦士ガンダムⅡ』 あとがき より ************************** 小説版ガンダム(富野由悠季)Ⅱ巻のあとがきを、岡田斗司夫が担当しているのを存知です? 少なくとも、今の岡田斗司夫ファンでご存知な方は少ない気がします。 初版 昭和62年11月。 「王立宇宙軍、オネアミスの翼」公開が3月ですので、ちょうどその半年ほどあとのエピソードのようです。 作家「岡田斗司夫」誕生よりずっと以前です。 文体がどことなくサブカルっぽいのも、時代を反映しているのでしょうか? そう言えば、あとがきの中でもふれられている「アニメック」