THE COUNTRY OF THE POINTED FIRS 1890年 セアラ・オーン・ジュエット 相変わらず新しいパソコンが使いこなせずにおります・・・ セアラ・オーン・ジュエットは『レズビアン短編小説集』に収められている 『マーサの愛しい女主人』しか読んだことがないのですが すごく気になっていました。 それで書店で見つけた時、嬉しくて嬉しくてダッシュ買いです。 この本には他に5篇の短編が収められているんですけど、この『とんがりモミの木の郷』が 半分以上を占めていますし、なにより素敵だったのでまずこちらだけ紹介します。 作家と思われる主人公の女性が、以前訪れて心惹かれた海辺の町 ダネット・ランディングを再訪したところから物語が始まります。 彼女は一夏をその町で過ごすため、ミセス・トッドの家を下宿先に選びました。 物語は21章から成り立っていて、各章に魅力的な人物やエピソードが登場しま