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ブックマーク / imidas.jp (1)

  • 新海誠が『すずめの戸締まり』で描きたかったものは何か?(杉田俊介・批評家)/イミダス

    なぜ少女が主人公になったのか? 現在と未来の「日(人)」の全体に「大丈夫」と告げ知らせるためには、民衆的な神道や天皇(制)の力が必要であり、何より女性たちの力が必要である――。『すずめの戸締まり』は、そのようなアニメーション映画であると感じられた。 『すずめの戸締まり』の中核にある主題は、2011年の東日大震災である。主人公である少女・岩戸鈴芽と「閉じ師」のイケメン大学生・宗像草太は、ロードムービー的な冒険を通して、日各地の被災や荒廃を経験しながら、忘れられつつある東日大震災の経験に再び対峙する。そして「日(人)」に祝福の光を与えようとする。 人がいなくなってしまった場所には「後ろ戸」と呼ばれる扉が開くことがある。扉の中には死者の世界、「常世(とこよ)」がある。後ろ戸からは現世に災いが出てくる。それは「ミミズ」と呼ばれ、日列島の下を蠢(うごめ)く巨大な力である。ミミズが引き起こ

    新海誠が『すずめの戸締まり』で描きたかったものは何か?(杉田俊介・批評家)/イミダス
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