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ブックマーク / www.kobe-np.co.jp (6)

  • 「批判されないことが第一に」五輪組織委職員、内幕明かす 閉会式は「いろいろ盛り込んで『残念』」

    コロナ禍で賛否が渦巻く中、1年の延期を経て開催された東京五輪が閉幕した。東京五輪・パラリンピック組織委員会の40代職員が神戸新聞の取材に応じ、相次ぐ方針転換に翻弄された現場の様子や、組織内から見た開閉会式の評価、膨れあがった開催費などについて明らかにした。 -開閉会式の周囲の評判は。 組織委内でも特に閉会式はひどすぎると話になった。演出は残念だった。多くの人に忖度しすぎた結果、子ども、若者、高齢者、被災地、医療従事者などいろいろ盛り込んでいったように感じた。 開会式もドローンがなかったら厳しいものになっていた。しかし、ひとつ気になったのは、リハでは流れていた曲の歌詞をドローンで夜空に描き出す演出のようだったが、番にはなぜかなかった。うまくいかなかったからやめたのか、失敗する可能性があったから安全策をとったのか。 -ネットでは担当者の相次ぐ辞任・解任を受け、大ヒットした「マツケンサンバ」待

    「批判されないことが第一に」五輪組織委職員、内幕明かす 閉会式は「いろいろ盛り込んで『残念』」
  • ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転 データで安全確信

    新型コロナウイルスのワクチン接種を話し合う昨秋の衆院厚生労働委員会に参考人として出た直後、「当面は打たない」と公言していた免疫学の第一人者、宮坂昌之・大阪大学名誉教授(73)が、認識を一転させ、このほど2回目の接種を終えた。大阪の大規模接種会場で予診にも協力している。接種が格化した今でも安全性に不安を抱く人は少なくないが、宮坂氏は「打たないチョイス(選択)はない」と言い切る。(霍見真一郎) ■3の矢 「厚生労働委員会に出席した昨年11月時点では、安全性に関するデータが非常に少なかったが、その後、従来ワクチンとほぼ同じレベルの副反応であることが分かった」 神戸新聞の取材に応じた宮坂氏は、接種を巡る心境の変化を説明した。実際にファイザー製ワクチンの2回目を今月17日に接種した後、腕の痛みや脇の下の腫れなどを感じ、翌18日夜には38度の熱が出たが、19日は平熱に下がり、再び大規模接種会場で予

    ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転 データで安全確信
  • 【視点】豊岡市の将来像提示に期待

    豊岡市で約80人の若者が新生活を始めている。今春開学した芸術文化観光専門職大学の新入生たちだ。 「演劇のまち」づくりを進める同市で、演劇やダンスを格的に学べる初の国公立大に通うため、高倍率の入学試験を勝ち抜いて全国からやってきた。 その豊岡の市長が突然、「演劇のまちはいらない」と宣言したら、学生たちはどう思うだろうか。 今回の豊岡市長選では、市が進める「演劇のまち」づくりの是非を争点に、新人と現職が論争を展開した。率直に行政が施策を継続する重要性を思った。 旧豊岡市時代を含めて5期20年を務めた市長の後を引き継ぐ新市長。どの施策を引き継ぎ、何を止めるのか-。一つ一つの判断には大きな責任が伴う。 選挙戦では、現職の批判に終始し、公約に掲げた子どもの医療費無料化など以外に、先を見据えたビジョンは示されなかったように思う。候補者から市長となるに当たり、自身が思い描く市の将来像の提示を期待したい

    【視点】豊岡市の将来像提示に期待
  • 新豊岡市長に関貫氏「演劇のまちなんかいらない」 現職を批判

    当選確実の一報が入った関貫氏の選挙事務所(兵庫県豊岡市大手町)は、大きな喜びに包まれた。 当初、3回連続の無投票が予想された同市長選。市議会で保守系会派の代表を務めた関貫氏が立候補の意向を明かしたのは、3月議会の最終日。告示のわずか20日ほど前だった。 「演劇のまちなんかいらない」。現市政に真っ向から異議を唱え、「市民の感情に合っていない」と繰り返し有権者に訴えた。 市議に3回当選し、自民系会派に所属。2019年から2年間議長も務めた。それでも同じ自民系の現職中貝氏に「次第に共感できなくなり、今は演劇に肩入れしすぎている」とした。 自民系市議の半数7人が支援に名を連ねたが、ぎりぎりまで後援会長が決まらず、体制固めから苦労した。直前の表明で知名度アップにも必死だった。 「主人公は市民」と訴え、公約は、子育て支援に重点を置いて0~3歳児の子ども医療費の無料化を掲げた。「但馬の他の自治体並みにす

    新豊岡市長に関貫氏「演劇のまちなんかいらない」 現職を批判
  • 【詳報】豊岡市長選へ2氏が公開討論 コロナ対策 演劇のまちづくり

    豊岡市長選(18日告示、25日投開票)を前に、15日夜、立候補予定の現職の中貝宗治氏と元豊岡市議会議長の関貫久仁郎氏による公開討論会が同市内で開かれた。「令和3年豊岡市長選挙公開討論会実行委員会」(中奥俊明委員長)主催。ユーチューブチャンネル「studio tajima」で記録映像を閲覧できる。(石川 翠、阿部江利) 詳細は以下の通り。 ■質問 【(1)好きなべ物は】 関貫氏 麺類が好き。日人だからうどん。 中貝氏 津居山のハタハタ。うどん、すし。後ろ二つは糖質制限に引っかかりそう。 【(2)今一番してみたいこと】 関貫氏 ホールインワン。一度経験がある。 中貝氏 シルク温泉に入ってマッサージを受けて赤花そばをべてのんびりしたい。 【(3)○年後に豊岡はどんなまちになっているか】 関貫氏 考えたことがないというと考えたことがないが、約10年後、2030年、全世界で動いている環境問題に

    【詳報】豊岡市長選へ2氏が公開討論 コロナ対策 演劇のまちづくり
  • 神戸新聞NEXT|三田|あの森の中で インパール作戦の記憶(2)死ぬのは名誉

    草木をかき分けて真っ暗闇を進む-。昨年11月、兵庫県三田市に暮らす谷口實男(じつお)さん(101)が散歩中に市内の森に迷い込み、一晩中さまよった。何度も転倒して胸の骨を折り、翌朝に道で倒れているところを発見されて一命を取り留めた。入院先を見舞うと、かすれ声で言った。「インパール作戦を思い出しました」。それは太平洋戦争で最も無謀と言われ、およそ9万人が出兵して6万人以上が命を落とした作戦だ。終戦75年になっても心にすみ着く体験を聞いた。(取材班) ■圧倒的な戦力差を痛感 谷口實男さん(101)は「戦争に行きたかった」ときっぱり言う。どういう感覚なのだろうか。 ◇ 1919年、京都府福知山市の農家に5人きょうだいの四男として生まれた。 物心の付いた時には天皇は神聖な存在だった。尋常小学校の校門に昭和天皇の写真を納める「奉安殿(ほうあんでん)」があり、登校時に背筋をピンと伸ばして敬礼した。 朝礼

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