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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/pakkun (4)

  • 話題の「YA論文」が見落とすトランプ外交のお粗末さ

    <同盟国を突き放し、国際協調から手を引くトランプは、日にとっても全然「お得」じゃない大統領> ずっと気になっているが、「日の首相は共和党大統領と仲良い」や「民主党政権より共和党政権がやりやすい」といった主張はよく聞くのに、その反対はあまり聞かない。そんな中、最近じわじわと話題になっている「YA論文」がさらに気になる。日の「政府関係者」がアメリカの保守系サイトに寄稿したものだが、その主張は分かりやすい。バラク・オバマ時代のような融和策に戻るより、中国に敵対的なナルド・トランプ大統領の続投を願うべきだ!というもの。「民主党より共和党!」という使い古された口癖(?)にも聞こえる。だが今回は特に異議あり。 やはり日の「政府無関係者」の僕は黙っていられない! YA論文へ「PA-kkun反論文」を発表させてください。 でも、その前にまずは総論から。 確かに、首相と共和党大統領との楽しそうなスナ

    話題の「YA論文」が見落とすトランプ外交のお粗末さ
  • トランプの嘘が鬼のようにてんこ盛りだった米共和党大会(パックン)

    <大統領選挙に向けてトランプ大統領が指名受諾演説をした共和党の全国党大会はこれまでの実績からコロナ対策まで、嘘のオンパレード> 日語は面白い。同じ表現でもイントネーションによって微妙に意味が変わる。例えば「ウソだ」。頭にアクセントをつけて「嘘だ!」と、真実と異なる発言などを指摘するときによく使う。一方、アクセントを「だ」につけて、語尾を少し伸ばすと「ウソだ~」になり、物事に対しての驚きを示すときに便利。前者は「信じてはいけない!」という偽りの情報に、後者は「信じられない!」という非常識な光景に用いるのだ。というか、なんで僕が日人の読者に日語を解説しているんだろう......。 とにかく、僕はドナルド・トランプを正式に大統領候補として指名した8月の共和党大会を見ながらこの2通りの「ウソだ」を繰り返して口に出していた。 まずは4日間にわたって開かれた党大会に登場した嘘を紹介したいが、その

    トランプの嘘が鬼のようにてんこ盛りだった米共和党大会(パックン)
  • 日本のコロナ対策は独特だけど、僕は希望を持ちたい(パックン)

    嘘ばかりのトランプと違い、安倍さんは正しい情報をきちんと活舌悪く伝えている KIM KYUNG-HOON-REUTERS <ハードでもソフトでもない日の封じ込め策。自粛の「お願い」だけなのは、権力の問題? それともリーダーシップの問題? いろいろあったが成功してほしい、いい国だから――。誌「ポストコロナを生き抜く 日への提言」特集より> 日の独特なやり方に、世界の人はびっくりする。え? 口契約だけで仕事が成り立つ!? 宗教に頼らず倫理観を国民に植え付けられる!? 魚に火を通さずにえる!? COVID-19、新型コロナウイルス感染症に対するアプローチも驚くほど独特だ。 コロナ感染を防いだ、もしくは封じ込めた、世界の「成功例」と比べてみよう。成功モデルは主に2つ見られる。1つ目は都市全体を封鎖したり、広範囲で多少乱暴な手段を用いるスタイル。もう1つは、個人の動きを監視したり、小規模の

    日本のコロナ対策は独特だけど、僕は希望を持ちたい(パックン)
  • オウム死刑で考えた──日本の「無宗教」の真実

    <日人は無宗教というけれど、多くの人は「宗教っぽい何か」を信じている。その現実と向き合わないと、次のオウム真理教が生まれる可能性は排除できない> 麻原彰晃こと松智津夫死刑囚ら、オウム真理教の元幹部7人の死刑が7月6日に執行され、世間は久しぶりにオウムの話題で沸騰した。僕の周りでは「宗教って怖いね~」や「日人はだいたい無宗教でよかったな~」といった声が多かった。 死刑執行の翌日に乗った飛行機の機内アナウンスで、キャビンアテンダントの声が流れてきた。「〇〇航空をご利用いただきありがとうございます。今日は七夕です。皆様が短冊にお書きになったお願いが叶いますように、乗務員一同、お祈り申し上げます」。 興味深い。 機内を見回すと誰も不思議そうな顔はしていない。「色紙に記し、笹から吊るしたお願い事が、乗務員の祈祷力で成就するかもしれない」という意味に取られてもおかしくないこの一節を、無宗教の人は

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