30巻の大台から更にもう一巻。『王様の仕立て屋』もここまで来ました。 王様の仕立て屋 31 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス) 作者: 大河原遁出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/07/04メディア: コミック クリック: 48回この商品を含むブログ (13件) を見るナポリの裏路地で個人サルトを構える日本人、織部悠が、よんどころない事情で服を求めるお客様にオーダーメイドのスーツを提供し、人生に一歩踏み出すお手伝いをする、というのが、1話完結の各話の基本的な流れです。服はあくまでお客様の引き立て役。だから、それを作る仕立て屋もお客様の引き立て役。一貫しているそのスタンスが作品に一本筋を通し、登場人物が増えても、主人公、織部悠の存在感を確固たるものとしています。 さてそんな本作ですが、前二巻で展開された時計シリーズで、ずいぶん各々のキャラクターが立ったなと感じ