産婦人科医のつぶやき 世間では、少子化・少子化と叫ばれておりますが、もっと深刻なのは産婦人科医の減少です。 産婦人科医の本音などを公表することによって、少しでも産婦人科医の現状を知って頂いて、お互い良い方向に向かっていければ、将来もあるかなって 考えています。 膣内異物のつづきです。 (その5) ビー玉 小学校6年生のお子様でしたが、ビー玉が入ってしまったと、救急隊 から連絡があり、救急車でお越しになりました。 非常に狭い膣内からどのようにしてビー玉を取ればいいか、スタッフ 全員で救急車が到着するまで、討論しました。 最も小さいクスコを使い、吸引チューブを挿入して取り出そうということ になりました。 パニックに陥っている母親を落ち着かせ、娘さんを婦人科の診察台に のせて、内診しました。 「んっ?」 普通に内診出来るではないですか。十分膣口も拡がります。 普通サイズのクスコを入れ、ビー玉を無