来月の過労死防止月間を前に、長時間労働や賃金の未払いなどの相談に応じる厚生労働省の電話相談が全国一斉に行われています。 システムエンジニアとして働いていた40代の夫を心不全で亡くしたという女性からは「夫は毎月80時間ほど残業をしていたうえに、家に帰ってからも仕事をしたり、たびたび出張させられたりしていて、労災を申請すれば認めてもらえるのか」という相談が寄せられました。 労働基準監督官は「労災認定は長時間労働のほか、急な出張が繰り返されるなど勤務が不規則だったことも判断材料になるので、最寄りの労働基準監督署に相談してほしい」と答えていました。 過労死や過労自殺した人はここ数年200人前後に上り、厚生労働省は指導を強化し、昨年度、立ち入り調査した事業所は全国で2万3000か所に上っています。 東京労働局監督課の田村滋康監察監督官は「前途ある若者がみずから命を絶ったり、働き盛りの労働者が子どもを
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