其の二十五 美しき日本語の世界。 美しき日本語の世界。 「いのち」をいただくということ 「いただきます」 「ご馳走様」 「いのち」をいただくということ 「いのち」をいただくということ 「いただきます」 食事の始まりの言葉、「いただきます」。 「いただく」は漢字では「頂く」、または「戴く」と書く。 「王冠をいただく」、「雪をいただいた山々」などというが、「いただく」には、「頭上にのせる、かぶる」、という意味がある。 さらに「いただく」には、「敬意を表して高くささげる。頭上におしいただく」という意味があるほか、「もらう」の謙譲語としても遣われる。 これは、身分の高い人から物をもらう際に、敬意を表するためにその物を頭上に高くささげるような動作をしたことから、「もらう」の意味で遣われるようになったという。 さらに身分の高い人からもらったものが食品だったときや、神仏へのお供えの食べ物を下げて、食べる