マスメディアの報道件数をみていても意味がないので、統計を根拠とする。ソースは犯罪白書。(法務省のやつ) とくに注目すべきは、殺人・窃盗・交通業過。 マスメディアで強調されるのは、犯罪の凶悪化(殺人の多発)と窃盗の増加。さらに動機のブラックボックス化も喧伝される。この点に注目して検討する。 認知件数は、昭和40年代後半??50年代前半を底としてほぼ右肩上がり。この点を強調すれば、「激増の一途をたどる」というマスメディアの論調と重なる。 ただし平成15年以降連続して認知件数が減っていることの判断は分かれる。短期的なゆらぎとして無視するか、減少傾向に入ったとみるか。 減少の主な原因は、窃盗事犯の減少。一般刑法犯の半分以上を占める窃盗事犯が5年連続して減ったことが、全体の数値に大きな影響を与えた。 この点を強調すれば、「もっとも身近な犯罪である『窃盗』が5年連続して減った」といえる。逆の立場からな