過激な発言でしばしばメディアを騒がせるインテルのジョゼ・モリーニョ監督だが、今回はそれが災いし、イスラム過激派から死の脅迫を受けるはめになった。 バーリとのセリエA開幕戦(1−1の引き分け)終了後、モリーニョ監督がガーナ代表MFサリー・ムンタリの不調の原因について、「ムンタリは現在行っているラマダンのおかげで少々問題を抱えている。きっとこの暑さの中で断食をすることはあまり体に良いことではないのだろう」と発言。同選手の不調の原因をラマダンと結びつけるコメントを発した上、その後も同選手について「日が暮れるまで飲食ができないためパワーが出ない」と述べた。 英紙『デイリー・スター』によれば、イスラム過激派が運営する多数のサイトが、同監督のコメントを「イスラムに対する侮辱である」と激しく非難するとともに、「このような愚かな男は一刻も早く黙らせるべきだ」と同監督に死の脅迫状を送りつけたという。