穀物や砂糖などの食料価格が世界的に値上がりしています。中国で需要が高まる一方で、生産国の天候不順などで供給不足の懸念が出ているためで、日本でも食用油や砂糖の値上げにつながっています。 FAO=国連食糧農業機関が穀物や肉類、砂糖など、5つの品目の国際的な取り引き価格をもとにまとめている食料価格指数は、先月、前の月と比べて2.4%上昇しました。 上昇は9か月連続で、2014年7月以来、6年7か月ぶりの高さだということです。 国際的な先物価格も上昇が続いていて、大豆は、今週はじめの時点で1ブッシェル当たり14ドル25セントとなり、1年前と比べておよそ70%上昇しています。 また、トウモロコシも1ブッシェル当たり5ドル51セントとおよそ45%値上がりしているほか、砂糖も1ポンド当たり15セント余りと、およそ35%上昇しています。 専門家は、中国で飼料用として大豆やトウモロコシの需要が急速に高まって