ようやく日本でもいくつか電子書籍ストアが開店してみてわかってくるのは、電子書籍の値段にバラツキがあるのか否か。あるとしたらどのぐらいの幅なのか、どうして違いが出てくるのか、そして、そもそも「本の値段ってどうやって決まるべきなのか?」という議論になることを期待している。 今までの紙の本は再販制のおかげで、出版社が(勝手に)決めた値段で、どの本屋でも、どんな人でも、何冊買おうと、変わらないので、改めて考えることもなかったかもしれない。 それでもチョイスが全くなかったわけではない。例えば気になる作家の新刊が出たとき。最低でもこのぐらいの選択が考えられるだろう。 1.ハードカバーを真っ先に書店で定価で買う。(1400円ぐらいが平均かな?) 2.文庫に落ちてくるのを待つ。(半額の700円ぐらいだけど時間がかかるし、確実じゃない) 3.ブックオフに出回るのを待つ。(安いけど、あるかどうかは不確実) 4