ネットをフル活用して進められた『シリコンバレーから将棋を観る』の共同翻訳作業。その中心人物である薬師寺翔太氏へのインタビューの後半では、実際にどのように作業を進めたかを中心に話を伺った。 (前半はこちら) Crowdsを巻き込むためのクローズドコミュニティ ――どんなサービスを使って、メンバー間の連絡を行ったのか。そのサービスを使った理由もあわせて教えてください。 「英訳文はGoogle ドキュメントで共有し、それに対する議論はGoogle グループで行いました。 なぜGoogleを利用したかには特に理由はなく、強いて言えば、ただ単にITにあまり強くない僕がGoogleくらいしか知らなかったのと、メンバーの一人が「翻訳の質問やメンバー情報の共有も容易かと思うのですが」とGoogle グループを提案してくれたことが挙げられます」 ――最初の訳出段階で、オープンではなくクローズドのコミュニティ