「でんかのヤマグチ」は、東京都町田市にある小さな家電販売店です。 この地で私は48年間、商売を続けてきました。かつてバブル経済の頃に複数の店を出したこともありますが、今は町田市郊外の1店舗だけです。2012年3月期の売上高は12億4000万円で、社員は40人ほど。ごく一般的な零細企業と言っていいでしょう。 それにもかかわらず、多くの方々に注目をしていただいているのは、業界大手の家電量販店がひしめく激戦区にありながら安売りをせずにしぶとく生き残っているからだと思います。 家電量販店より15万円高くても売れる ヤマグチの店頭に並ぶ50インチの液晶テレビの値段は32万8000円。家電量販店に行けば、同じ製品が17万8000円くらいでしょうか。ウチとでは約15万円の開きがあります。 「2倍近く高い値段で、売れるわけがない」と思われるかもしれません。値段が1円でも安いほうが売れる。それが当たり前の感
2013-01-31 大変な商売だなーと思った http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1748727.html これ読んだ。 ちょっと数時間ばかり事務所でぼんやりしてなきゃいけない仕事があって、やることないので、書こうと思ってたことを片っ端から書いてひまをつぶす。 ちなみに、内容はゆるいです。 まず最初に書いておきますと、俺は宗教上の理由によりAKBなんちゃらのことをまったく知りません。知ってる知らないじゃなくて、極力その情報を排除するようにしております。理由は秋元なんとかさんっていう人の商売のやりくちが骨の髄から大嫌いだからです。幸い、テレビさえ見なければ、向こうから情報が飛び込んでくるようなご時世でもありません。 とはいえエントリ書くのになんの知識もないのもなーと思って、とりあえずウィキペディア程度は見といたんですけど、もう、これ見るだけで腹
最高裁判所は1月11日、ケンコーコムとウェルネットが起こした一般用医薬品のネット販売規制に関する行政訴訟で、国(厚生労働省)の上告を棄却し、被上告人(ケンコーコムら)のネット販売を認める判決を下した。 また、この判決を受けて同社では、ECサイトで第1類の医薬品の取り扱いを再開させた。 2009年6月に施行された改正薬事法の「薬事法施行規則等の一部を改正する省令」により、一般医薬品のインターネット販売などが規制されている。今回の行政訴訟は、一般用医薬品のインターネット等での郵便販売を認め、省令の無効などの確認を求めて2社が起こしたもの。(これまでの経緯はこちら) 一審の東京地方裁判所では、副作用による健康被害を防ぐため、インターネット販売などの規制は合理的であるとして訴えは退けられていた。控訴審では、控訴人が第1類、第2類も含めた一般用医薬品のインターネット販売を行う権利が認められた。ただし
「泣き落とし」が米国人に伝わらない理由。そしてごく稀にある、米国人が「泣き落とし」で来た場合にどうするか? 米国人と交渉する際に、 「これができないとどうしても困る。だからお願い」 と泣き落としモードで交渉する場合があります。 日本人同士ならば「しょうがないなぁ」ということで交渉が成立する場合があります。 しかし相手が米国人の場合、この方法で交渉してもかなりの可能性で負けます。(稀に交渉成立する場合もありますが) いくらこちらの状況を詳細に説明して、困った状況を伝えても、相手からすると"so what?" (で、それがどうしたの?)なのですよね。 実際に"So what?"とあからさまに言われることは少ないですが、本音はそんな感じです。 泣き落としモードが伝わらないのは、単にこちらの努力不足または力不足と受け取られてしまうからです。 それは、米国ではロジックで議論が成り立っているからです。
家電業界は売り上げ増減の8割が為替で決まる。1ドル=80円を放置して、経営者ばかりを責めるのは「木を見て森を見ず」だ。 大手電機8社の2012年9月中間連結決算が1日出そろった。売上高は、NECとソニーが微増横ばいのほか6社は前年同期比でパナソニック▲9.2%、シャープ▲16%など▲1%~▲16%の減少、最終損益では、パナソニック▲6851億円、▲3875億円など+436億円~▲6851億円と業績不振になっている。 マスコミは、パナソニック・シャープの業績不振を経営判断の誤りとして報じている。この現代ビジネスでも、井上久男氏が優れたレポート(アップルも後押しする鴻海との提携にも尻込み・・・)(「もはやうちは負け組」と社長が危機宣言・・・)を出している。 綿密な取材をしたのだろう。過去の過大な投資の失敗を指摘し、経営トップの判断間違いを浮き彫りにしている。経営学的な見方から個々の企業の事情を
アップルとサムスン電子のスマホを巡る特許訴訟を調べていたら、偶然、爆笑ものの記事を発見した。それは、今や経営者や起業家にとってバイブルともなった『イノベーションのジレンマ』(翔泳社)の著者であるクレイトン・クリステンセンの失言である。 実は私は、アップルとサムスンの特許訴訟にさほど関心がなかった。なぜなら、「サムスンがパクッたに決まってるじゃないか」と思っていたからだ。私は、両社のスマホの中味や訴訟の詳しい事情を知っているわけではない。しかし、DRAM、液晶、太陽電池など、これまでのサムスンのやり方を考えれば、私には「一目瞭然」としか思えなかった。 (この原稿を書き終えた8月31日に日本では東京地裁により「サムスンは特許侵害をしていない」という判決が下されたが、サムスンに対する私の疑惑はまったく変わらない。裁判結果が常に正しいとは限らない) 世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの言葉
ダウンロード違法化などの問題で音楽産業・音楽業界のあり方が逆に問われる状況になっているが、今回は個人的に「こういう売り方はやめてほしい」と常々思っていることをいくつか挙げてみたい。これは、周辺的にではあるがアーティストの公式ファンクラブに関わった経験とそのとき観察したことに基づいての思いである。特にここ10年足らずの「CDが売れなくなってきた」時代においてレコード会社としてはやむなく選んだ戦略について、それがまたファンを離れさせる原因にもなっていると感じている。 以下、特に大手レコード会社の方向性としてよく見られるものである。もちろん、「いい音楽をリスナーに届けたい」という思いはすべての業界人に共通しているだろう。ただ、マネタイズの方法に難があるということは伝えたい。 ベスト盤を頻発しすぎ シングル盤とLPアルバムが完全に別のものだったアナログレコードの時代には、アルバムはコンセプトを持っ
私は海外に出て20年。そして心がけているのが成田空港についた瞬間に「日本モード」に意識的に切り替えること。なぜならものをはっきり言ってはいけなかったり、礼儀に並々ならぬ意識をしないと後ろ指をさされかねないからです。これを延々と20年やっているとどちらが本当の自分だかわからなくなったりします。 日本にいる私の母親から「あなたはドライすぎる」と言われることがありますが、どうもロジックで押し過ぎる傾向が強すぎるのかもしれません。 ちなみに昔、カナダからアメリカへ仕事で通っていた際には車で国境を越えた瞬間「アメリカモード」にしていました。Sorryとは言わないとか、栄養ドリンクを飲んだようなハイな状態を作り出すとか、パーティーやレセプションではありえないぐらいにこやかにポジティブシンキングで会話をしたり…といった感じでした。 数日前、ヨシダブランドのBBQソースで著名になった吉田潤喜氏がバンクーバ
メーカーが、消費者を根底から信用せず、消費者を顧みない、そういう姿勢こそがCDの売れ行き低下を招いたのではないか、みたいな雄叫び。その辺iTunesはうまいよな
[積み上がるアップルのキャッシュ:asymco] アップルが大量の現金資産を保有していることはよく知られている。 質の高い Q&A サイトとして注目を浴びている Quora が注目すべき解説をしている。アップルがこのキャッシュを実に戦略的に使っているというのだ。 Quora: “What would make sense for Apple to use its $51+ billion in cash for a strategic acquisition?” by Anon User: 01 July 2011 * * * 戦略的買収はどうか? 問: 510 億ドルのキャッシュをアップルが戦略的買収に使ってはどうか? What would make sense for Apple to use its $51+ billion in cash for a strateg
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