突然ながら、世の中というのは若者“だけ”が悪いのだろうか。多くはメディアからの情報が目立つが、例えば「若者の○○離れ」は、若者が「悪い」という印象の付きまとう言葉である。その他、ゆとり世代やさとり世代などの若者を比喩する言葉も、暗に批判的な文脈で使われる機会が多い。 しかし、ここ数年「モンスターシルバー」という言葉を耳にする機会がある。出典の一つは、書籍『「若者奴隷」時代 “若肉老食(パラサイトシルバー)”社会の到来』(晋遊舎)である。『マンガ 嫌韓流』の著者・山野車輪氏が綴った一冊だが、同書では現代社会を取り巻く「世代間格差」の諸問題を鋭く指摘している。その中から、高齢化社会や超高齢社会がうたわれる中で、老人たちが何故「モンスター化」しているのかについてふれてみたい。 若者からの証言。私は日常でこんなモンスターシルバーに出くわした! 老人たちの「モンスター化」を調べる前段として、事前に何