和歌山県太地町沖でイルカや小型鯨類の追い込み漁をしている「組合長」あてに、大阪府在住を名乗る人物から脅迫文のような封書が郵送されていたことが21日、分かった。追い込み漁への批判とともに「八つ裂きにしてもおさまらん」などと書かれており、和歌山県警新宮署が脅迫容疑で捜査している。 太地町漁協などによると、封書は手書きで、あて先は「いるか追い込み漁港組合長様」と書かれ、住所は同町内にある町立くじらの博物館となっていた。 今月13日に届いているのを同博物館の職員が気づき、町漁協に手渡した。関係者が中身を確認したところ、「今すぐイルカ追い込み漁中止!!くじらも殺すな!!」という内容に加え、「お前らには、八つ裂きにしてもおさまらん」「交通事故にも、気をつけろ」などと脅迫的な言葉が書かれていた。 相談を受けた新宮署は脅迫容疑で捜査。同署によると、封書の差出人欄には大阪府内の住所と日本人男性の名前が