茨城県美浦村で2004年1月、茨城大農学部2年の女子学生(当時21歳)が殺害された事件で、茨城県警は24日、国際手配していたフィリピン国籍の元少年(33)=当時18歳=を殺人と強姦(ごうかん)致死容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていないが、事件への関与は認めているという。 逮捕容疑は04年1月31日午前0時~6時半ごろ、主犯格とみられるランパノ・ジェリコ・モリ被告(37)=1、2審で無期懲役判決=らと共謀し、同県阿見町の路上で、女子学生を自動車内に連れ込み、走行中の車内で性的暴行をした。その後、同県美浦村舟子の川岸で、女子学生の首を手などで絞め、さらに刃物で切りつけるなどして殺害したとしている。 県警捜査1課によると、元少年は07年にフィリピンへ帰国し逃亡生活を送っていた。昨年、県警が国内外の関係者に働きかけ、出頭するよう促すと、元少年側から出頭の意思があると伝えてきた。県警は24日