千葉県内でトヨタ・プリウスのマフラーを狙った盗難が相次いでいる。10~11月だけで111件発生。マフラーの「触媒コンバーター」に含まれる希少金属が狙いとみられ、特に現行車より希少金属が多く使われている旧型のプリウスが狙われている。 【画像】高級車盗難、謎の機器の使用広がる 最新の防犯技術突破し10分で持ち去り 県警捜査3課によると、県内のマフラー盗(触媒コンバーターだけを盗んだケースも含む)は、昨年1年間で12件だったが、今年は11月末までに133件発生。10月以降のプリウスの被害が111件と8割を占めている。千葉東署の管内では10~11月に10件のマフラー盗が発生し、被害に遭ったのはいずれも旧型のプリウスだった。 捜査関係者は「防犯カメラの映像から、窃盗犯はマフラーを留めるねじなどを外し、10分かからずに盗んでいる」と明かす。 マフラーを外されても車は動くが、被害者が運転中に排気音に違和