インターネット上のオークションサイトに希少野生動物であるオオカミの剥製を出品したとして、石川県警金沢東署と県警生活環境課は1日、広島県福山市のリサイクルショップ経営の50歳代男を種の保存法違反の疑いで金沢地検に書類送検した。 希少野生動物などを販売するためのネット上の広告は2014年施行の改正法で禁止されており、県警による摘発は初めて。 発表によると、男は昨年7月28日、環境省の許可がないのに、ネット上のオークションサイトで販売目的でオオカミの剥製の画像や販売価格などを掲載した疑い。調べに対し「違法とは知らなかった」と話しているという。 同8月、県警の捜査員がサイバーパトロールで発見。男の自宅から剥製を押収し、鑑定でオオカミと判明した。男は、父の遺品整理で引き取ったと説明しているという。オークションには8万8000円で出品されたが落札されなかった。