先日、某所で研修を受講したところ、修了要件として電子書籍が普及すると図書館ではどういう課題が出てくるか2000字で述べなさい、という課題を出された。電子書籍の話題は、いままでずっとスルーして来たのだけれど、しかし2010年のいわゆる「電子書籍元年」から約1年経ったのに、いまもただ無関心を貫いてもいられないのかな、と思うところがあって、一念発起して色々調べてみることにした。 電子書籍の論点 すでに、昨年のいわゆる「電子書籍元年」の間に出た電子書籍関連の本にはどのようなものがあるのか、まとめたサイトがあり、またちょっと検索しただけでも、以下のようなまとまった記事がある。 電子書籍に関する本一覧 (2010年1月〜10月に刊行)(日本著書販促センター内の記事) 電子書籍で変わるか公共図書館−公共図書館を利用していますか−(ICR View) 図書館における電子書籍貸し出しサービスの可能性について