目には見えにくい「技術開発」という分野。しかし技術が好きだからこそ、ユーザーの求める機能を実現することができる。優れた技術を用いて実体のある商品を提供し、その素晴らしさをユーザーに訴えかけたい――技術者のこうした思いを満たすのが、松下電器産業のR&D部門だ。 形のない“技術”だからこそユーザーや商品を身近に感じたい 「形に見えて、ユーザーをもっと身近に感じることができる仕事がしたかった。これが松下電器産業に転職を決めた最大の理由です」と、松下電器産業 プラットフォーム開発センター 主任技師の田辺直久氏は語る。 大学院修了後、田辺氏が入社したのは大手通信会社の研究所。Linuxをベースにしたデータセンター向けインフラの研究開発に従事していたが、「ユーザーや商品が目に見えない」というところにジレンマを感じていたという。 もともと情報技術という分野、特にOSやネットワークなどは目に見えにくいもの