フランスのパリで起きた同時テロ事件を受けて、過激派組織IS=イスラミックステートに対するフランス政府の対応が注目されるなか、フランス軍は15日、シリアにあるISの拠点に対して空爆を行ったと発表しました。 フランス政府の対応が注目されるなか、フランス軍は15日夜、ISが一方的に首都と位置づけるシリア北部のラッカで、ISの拠点2か所に対して空爆を行い破壊したと発表しました。標的としたのは、ISが司令室や武器庫、それに訓練所などとして使っていた施設だとしています。 テロ事件のあと、フランスのバルス首相は地元テレビに出演して、「われわれは戦争状態にある。シリアでも敵を攻撃して全滅させなければならない。この戦争に必ず勝つ」と述べています。 今回の発表は、事件のあとも空爆を継続して行うことでテロにきぜんと立ち向かう姿勢を示したものとみられます。