フランスの柔道王が、日本柔道界の暴力、パワーハラスメント問題を糾弾した。アトランタ、シドニー五輪の男子最重量級を連覇したダビド・ドイエ氏(43)は、パリの国民議会議事堂でスポーツ報知の単独インタビューに答えた。現在は国民議会の議員で昨年5月までスポーツ大臣を務めたドイエ氏は、現役時代に日本で体罰を目撃したと告白。女子代表の園田隆二監督(39)らによる選手への暴力を「フランスなら法廷行き」と非難した。 ―園田監督が暴力行為で辞任した。 「驚きました。彼は93年ハミルトン世界選手権の金メダリストで、有名な人物でしたから。15人もの女子選手が訴えたのですから、私情による偽証などあり得ない、深刻な事態です。それを考えれば全柔連とJOCの動きは遅かったと言えます。日本社会によくあるスキャンダルを恐れての隠蔽もあったかもしれません」 ―フランスで起きたら? 「即、法廷行きです」 ―あなたが世