合理性を追求して生まれる第3の案 あまり感心しない相談ですが、一定の需要がありますので、既婚者なのに職場で恋愛をしてしまっている方から相談を受けたとして、その方を弁護する立場でお話をさせていただきます。 生物学的に男性は自分の遺伝子をできるだけたくさん残そうとするため、浮気に走りやすい傾向があるといわれています。そのため、一夫一妻制を是とする日本社会では、男性が圧倒的に不利な立場に法律上置かれていると考えてまず間違いありません。 楽しいのは最初だけ、あとは不倫相手と自分の家族の挟み撃ちにあう地獄の日々が待っていると知っていても、気がつくと女性を口説いてしまうという男性は多いようです。こういった相談事を受けていると、すべての男はチャンスがあれば必ず浮気をするのではないかという実感すらあります。 私の弁護士としての経験則では、浮気がバレても夫の経済力に妻が依存している場合、ほとんどのケース、特