相変わらず中国オフショア開発への新規参入は絶えません。最近の傾向としては、「中国リベンジ」組の台頭が目立つようになってきました。すなわち、数年前にいち早く中国オフショア開発に挑戦したものの、現場の苦労むなしく敗退し、しかも、会社の支援体制が整っていないため、中国シフトからの全面撤退を余儀なくされてしまったパターンです。 そのほかにも、中国オフショアに発注する前の助走期間として、自社に中国人技術者を常駐させるオンサイト型開発も確実に増えています。日本流のOJT(On the Job Training)で中国人技術者を育成して、いずれは本国で活躍してもらう腹積もりです。今回筆者に相談を寄せてきた企業は、まさに後者のタイプでした。詳しい相談内容を見てみましょう。 当社は中国オフショア開発の後発組です。そのため、北京・上海・大連など中国沿岸部の都市ではなく、内陸部の地方都市にある企業と業務提携しま