中国の通信事業者は2011年8月現在、再編により3社に集約されている。世界最大の加入者を持つ中国移動(China Mobile)を筆頭に、中国聯通(China Unicom)、中国電信(China Telecom)のいずれもが1億人以上の携帯電話加入者を持つ巨大な企業だ。3社はそれぞれブロードバンドや固定電話サービスも提供している。通信方式はGSM、W-CDMA、CDMA2000に加え、中国独自の3G方式であるTD-SCDMAも展開している。 モバイル系のユーザーにおいては、プリペイド利用者がほとんどである。そのため、海外渡航者も手軽にプリペイドスタイルで現地の回線を購入できる。……ただ、2010年秋から実名登録が厳密化されたため、SIMカードの購入時は身分証明書(実質はパスポート)の掲示が必要となる。 北京空港にある中国聯通の営業所 上記3社の営業所にて、USBモデム(USBデータ通信端