「ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J」(以下QH55)は、Windows 8と同時期に登場した製品の中でも、ある意味もっとも注目すべきものだ。x86 CPUを使いつつ、iPadなどのタブレットと大差ないサイズ・機能を実現した製品であるからだ。CPUに「Clover Trail」こと「Atom Z2760」を採用したことがその秘密だ。 x86であるということ、OSがWindows 8であるということは、ARM系CPUを使ったタブレットの持つ欠点から解き放たれる可能性が高い、ということでもある。ARM系CPUのために作られた、Windows RT搭載機との比較も気になる。 ある意味「最もタブレットらしいWindows 8マシン」となるQH55は、どのくらい使えるものになっているのだろうか。パソコンとの比較、タブレットとの比較を通して考えてみよう。 防水・防塵の「Windows 8」