オーストラリアで、タンポンなどの生理用品に課税される10%の消費税を廃止するための法案が6月18日に上院を通過したことが海外メディアに報じられた。生理用品を非課税にするべきだという声はかねてから強く、嘆願書には約10万件をこえる署名が集まったという。 ものやサービスを買うときにかかる消費税。日本では一律8%の消費税が課されているが、欧米の消費税事情はすこし異なる。オーストラリアでは、消費税にあたる税金はGST(Goods and Services Tax)とよばれ、税率は10%。ただし、このGSTは一律に課されるのではなく、多くの生活必需品や食品などが非課税になっているのだ。 オーストラリアでは、生理用品は生活必需品として認められていなかった。報道によると、オーストラリアの女性は毎年3億ドルを生理用タンポンに消費しており、税金も巨額になるという。 一方で、コンドームやニコチンパッチなどは非