見世物小屋をみたことのある人はどのくらいいるだろうか。昔は神社のお祭りなどでよくみたという話を年上の人たちから聞いたことがあるが、私は一度もその経験がなく、お祭りや縁日でみかけた出店の記憶といえば、食べ物や射的などの屋台くらいのものだった。 そんな私が、見世物小屋に興味をもったきっかけになったのが、『ニッポンの、みせものやさん』というドキュメンタリー映画だ。 この映画では日本で最後の見世物小屋と言われる大寅興行社一座がカメラに収めてられている。監督は奥谷洋一郎さん。一座と出会ったのは、彼らが見世物小屋の他にやっていたお化け屋敷を手伝ったことがきっかけだったらしい。この作品は、それから10年にもわたる一座と監督との交流の記憶でもあり、最後の一軒となった見世物小屋の記録にもなっている。 ■ 見世物小屋とは 見世物小屋は、神社のお祭りなどで屋台などと一緒に軒を連ね、日常生活ではみることができない
![日本で最後の一軒になった見世物小屋とは - エキサイトニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/075ff32ef0522e21f1d20cda06848ffaac89163f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.eximg.jp%2Fexnews%2Ffeed%2FExcite%2Fbit%2F2012%2FE1354613587123_1.jpg)