鳩山由紀夫首相は2日午前、小沢一郎民主党幹事長をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、記者団が「参院選も小沢幹事長の指揮で戦う考えに変わりはないか」と質問したのに対し、「今日までの小沢幹事長の活動を考えれば当然、選挙も仕切ってもらいたいと思っている」と語った。 同時に首相は「検察が捜査をしている最中だし、冷静に見守ることが一番大事だ」とも強調した。 【関連ニュース】 ・ 【特集】「陸山会」土地購入事件〜4億円「知人から預かった」〜 ・ 【特集】話題騒然 ファーストレディー ・ 「大政翼賛会」は続かない〜民主・渡部元衆院副議長インタビュー〜 ・ 捜査は検察の政権つぶし〜民主・高嶋良充筆頭副幹事長インタビュー〜 ・ 「小沢独裁」は作られた虚像〜民主・輿石参院会長〜
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、購入翌年の2005年に陸山会へ入金された4億円の原資について、小沢氏が東京地検特捜部の2度目の聴取に対し、「知人から預かった現金だった」と説明したことが1日、同氏の弁護士の話で分かった。 この4億円は、陸山会が土地を購入した翌年の05年3月に同会の口座に入金され、5月に全額が引き出されていたことが判明している。 小沢氏の弁護士によると、同氏は2度目の聴取に対し、この4億円の原資について、「既に死亡している知人から預かった現金だった。引き出してすぐに返した」と説明したという。 弁護士によると、この知人はかつて小沢氏の側近とされ、関連政治団体の代表者や会計責任者も務めていた人物。知人から預かったのは入金の直前で、入金するまでの間は事務所で保管していた。 【関連ニュース】 ・ 【特集】「陸山会」土地購入事件〜ゼネコ
資金管理団体の土地取引をめぐって元秘書らが逮捕された民主党の小沢幹事長に対して、政治責任を問う声がようやく民主党内から出始めた。前原誠司国交相や枝野幸男元政調会長など、これまで沈黙を守っていた有力議員から「小沢批判」が相次いだ。 その背景には、検察の再聴取を受けた小沢氏本人の立件の可能性が高まっていることがあるとみられる。小沢氏も2010年2月1日の定例会見で「仮に刑事責任に問われることがあれば、その責任は重いと考える」と述べ、捜査の進展しだいで幹事長辞任もありうるという考えを初めて明らかにした。 ■「不信を払拭できなければ、ケジメをつけていただく」 小沢批判の口火を切ったのは、西松建設事件のときに反小沢の急先鋒として動いた枝野幸男元政調会長だ。1月31日にさいたま市で開かれた講演会で、 「一定の国民の皆さんの理解・納得が得られなければ、一定のケジメをつけていただかないと」 と発
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