松下電器産業(10月からパナソニックに社名変更予定)が、自らに不利な情報を隠蔽するため、広告出稿先の宝島社に「担当者は誰か?」などと圧力をかけた結果、月刊『宝島』(3/25発売号)に掲載されるはずだった特集『警視庁「天下り企業」これが全リストだ!!』(6ページ)が直前になって丸ごとボツになっていたことが分かった。著者でジャーナリストの寺澤有氏は、「これは立派な言論弾圧事件だ」と憤る。 Digest 不祥事が起きた際の保険に 天下りを斡旋する専門組織を特定 読売新聞も警察からの天下り受け入れ 松下の直接的な関与を否定する新井編集長 松下1社だけ『直接来い』と言ってきた お詫びの電話100本かけるはめに 企業側に「気概」なくなった 不祥事が起きた際の保険に 松下は4月1日付で、警察庁から昨年天下った竹花豊氏を取締役に昇格させる。堅実なモノ作り中心の家電メーカーが警察のキャリア官僚を取締役にまで