森田敬一郎さんのブログから、3月31日、NHKに関する参議院総務委員会の審議の様子を教えてもらう。2005年の小泉郵政解散総選挙で自民党の圧勝を導いた参謀としてよく名前に上がる、自民党の世耕参院議員が、NHKスペシャルをやり玉にして攻撃している。シルクロードとかは良かったが、ワーキングプアとか、格差社会とか、そういう一部の党派につく放送はどうか、と批判したのである。 国会質問の裏には、質問する側と質問される人たちとの間に、直接・間接の質問調整が行われており、表面に出ているのはこの言葉だけだと思うが、質問前には、国会質問以上の相当な圧力が世耕ならびに自民党の放送関係の議員などから圧力がかかっているとみた方がいい。小泉・安倍両政権でおいしい思いをしてきた議員というのは、マスコミを従わせることに異様な関心を持つことが恐い。 新シルクロードは悪かったとは言えないが、1980年の放送に比べるとはるか